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VOL.34 「部屋別提案事例〜玄関8『トーク例』」・・・・・ 2004/4/12号
 今週は玄関リフォームについてのトーク例です。トーク以外に、提案ポイントとしても参考にしてください。
<トーク例>
例1 「綺麗な玄関ですね。玄関はその家の顔といわれますが、業界では奥様自身を映す鏡だというくらい、性格が現れる場所なんですよ。飾っているもののセンスもいいですし、すごく素敵な玄関ですね。ただ少し、収納にご苦労されている印象を受けますがいかがですか?」
例2 「靴の箱がたくさんありますね。お持ちの靴の数に対して、靴入れの量が足りない証拠です。靴入れの中もぎゅうぎゅう詰めで、靴にとっても好ましくない環境ですし、外に箱が出ているのは見た目にもよくないですよね。同じスペースでも工夫次第で、全部の靴を収納できる靴入れをつくり付けできます。すっきりして印象が変わるでしょうし、今お飾りの花や絵も、きっともっと栄えますよ」
例3 「素敵な絵を飾られていますね。額縁とのバランスもよくてセンスがいいですね。せっかくですから、このモダンな絵がもっと栄えるような玄関にしませんか?たたきのデザインや素材を変えるだけでも、雰囲気がかなり変わってきますよ」
例4 「狭いのがお悩みとのことですが、明るめの壁紙や収納の扉にするだけで、ぐんと広く見せることができます。正面の壁面の一部に鏡を取り付けるだけでも、奥行きが広がって、お越しになるお客様もきっと感動するような素敵な玄関になりますよ」
例5 「玄関の照明としては、ちょっと暗いようですね。また、来客から見ると、お出迎えなさる奥様の顔が照明の影になって、お顔が暗く映ってしまっています。家の第一印象と奥様の第一印象は玄関で決まってしまうことを考えると、最適な照明にすることは、決して贅沢なことではないと思いますよ」
例6 「玄関の臭いが気になるとおっしゃっていましたが、奥様がお好きなアロマテラピーの香り使いを玄関に取り入れるはいかがでしょう。この飾り棚の角にアロマポット用のコンセントをつけてみませんか。ほのかによい香りが漂うお宅というのは素敵ですよね。若い奥様方の間で、とてもニーズが多いんですよ」・・・etc
つづく・・・
今週の余談

 玄関という言葉は、「玄妙な道に入る関門」という意味で、もともとは禅宗で使われていた言葉とのこと。思っていた以上に神聖な意味から来ている言葉だったので、やはり玄関は常々綺麗にしておかなければいけないなと、改めて思った記憶があります。(実行できているかどうかはノーコメント)

 江戸時代には、町屋や一般の農家では玄関を設けることを禁じられていたそうです。戦前までの住宅では、表玄関や内玄関など複数の玄関が設けられていて、家族の身分によって使われ方が決められていたようですが、なるほど、玄関は外から見えやすいために、家の格式や身分などを示すのには格好の道具だったのでしょう。現在も玄関の構えに対するこだわりが残っているのも納得です。

 リビングや客間など家の奥まで招き入れる来客よりも、宅配や集金・回覧板など、玄関先で用が終わる来客の方が圧倒的に多いもの。そういう意味でも、本文のトーク例にあるように、玄関の照明を凝ったり演出することはお勧めです。リフォームの際に提案してみてはいかがでしょう。

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