奥様のこころをつかむ住宅営業マンになれ
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VOL.31 「部屋別提案事例〜玄関5『広く見せるためのテクニック』」・・・・・ 2004/3/29号
(3)広く見せるためのテクニック
 リフォームで玄関の広さを広げることは現実的に難しいでしょうが、やはり広々と変身させたいのが奥様の希望です。その場合は、照明と収納と鏡をうまく取り入れた提案がお勧めです。
 先ほどの下駄箱やクローゼットの扉を全面鏡にするのもいいですし、正面の壁に鏡を取りつけて、奥行きを演出するのもいいでしょう。その場合は、玄関に入った人が自分の姿を直視してギョッとしないですむように、必ず視線からずらした位置に設置することが大切です。
 鏡で思い出しましたが、奥様が自宅にいて、急にインターフォンのチャイムが鳴った場合、玄関ドアを開ける前に奥様がすることとして、「身づくろい」があります。つまり鏡の前で、化粧や服装、髪型を直すのです。
 いくら宅配便のおじさんでも、みっともない格好で出たくないと思うのが女心。特に若いお兄さんだった場合は、「あ〜、気を抜いて出て失敗したわ!」と思うこともあるでしょう。
 実際は、いちいち出てくる人の顔を見ていないであろう宅配便のお兄さん達の意向は置いておいて、とにかく玄関ドアを開ける前には、女性は簡単な身づくろいがしたいと思うものです。それならば、玄関か廊下あたりにインテリア効果を兼ねた、全身が映る鏡を設置するのも、女性の心理を汲み取ったお勧めの提案です。
 鏡が見たいなら、洗面室に行けばいいじゃないかという、野暮な考えを持ったあなた。動線を一歩でも短くしたいと願っている、「楽」志向の奥様に、そんな意見は通用しません。
つづく・・・
今週の余談

 各地で桜の開花宣言が出されましたね。桜の花は、満開時はもちろんのこと、散る際に見せる儚さや美しさに心惹かれる人も多いのではないでしょうか。満開の桜は圧倒されるほどの美しさがあり、そしてその美しさを惜しむことなく潔く散っていく姿に、"散り際の美学"を持つと言われる日本人に愛される花の所以を感じます。

 絵本『拝啓サクラさく』という絵本の中の、「散ることを知りながら、咲くことを恐れない」という言葉に、女優の宮沢りえさんが強く惹かれたと話していた記事を以前読みました。彼女の大好きな言葉として紹介されていたのですが、奥が深く、いろんなことにたとえることができる言葉だなあと、私も忘れられない言葉になりました。

 桜は昼間だけでなく、夜も何とも言えない美しさがありますね。夜桜と言えば、先日ステンドグラスアーティストの高見俊雄さんの個展に足を運んだのですが、「夜桜」という素敵な作品が飾られていました。桜の花からいろいろなインスピレーションを感じるアーティストも少なくないのでしょう。
 桜はアーティストだけでなく、一般人の私にも何か力をもらえるような気がします。散ることを知りつつ精一杯咲くカッコイイ桜の花を、今年もゆっくり眺めたいと思います。

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