今年の日本アカデミー賞最優秀作品賞に、「壬生義士伝」が選ばれましたね。以前この作品を観て大泣きしたので、今年はつい授賞式まで観てしまいました。
「壬生義士伝」はご存知、浅野次郎さんの小説が原作の、幕末が舞台の映画です。作品自体に感動したのは言うまでもありませんが、それとはまた別に私がとても魅力を感じたこと、それは中井貴一演じる主人公の話す盛岡弁です。
他の役者さん達が話す盛岡弁もそうだったのですが、独特の言葉がなんとも耳に心地よく、改めて方言の魅力に心惹かれました。特に語尾にくる方言が好きで、以前観た「たそがれ清兵衛」でも"〜でがんす"という山形弁に、うっとりと聞き入ってしまったものです。そう言えば「竜馬がゆく」を読んだときも土佐弁にハマってしまい、高知の人達に土佐弁を話してとせがんで困られたことがあります(あのような話し方をしている人はいないと言われました。ああ残念・・)。
今、明らかに方言が消え去りつつあります。言葉は変わりゆくものとは言え、方言や美しい日本語が失われていくことに寂しさを覚えます。日本語を勉強しているドイツ人の友人が以前、「日本語は、表現が豊かで繊細で美しい」と言っていましたが、方言を含め表現豊かなこの日本語を、出来るだけそのままに受け継いでいけたらなあと思う私です。