研修を行なっていて驚くことの1つは、「褒めるのが苦手」という営業マンが多いことです。確かに男性は女性に比べて、人を褒めるのが苦手な人は多いようです。
もともと男性の会話の目的は、情報の交換や勝ち負け(相手より優位に立つ)に重きを置き、女性の会話の目的は、感情の交換や共感(相手と仲良くなる)に重きを置いていることから、女性の方が褒めることをすんなりできるのは、当然といえば当然なのでしょう。そして男性が苦手であることもわかります(勝負や情報交換に褒め言葉は不要ですから)。
また、褒める行為自体に後ろめたさを感じたり、口が上手いとか、調子がいいとか、マイナスイメージを持っている人が意外と多いという点も気付きます。
誤解をしてほしくないのですが、褒めるということは決してウソをつくのではなく、本当に感じた相手のよいところ、素晴らしいところを伝える行為です。本当に感じたことだからこそ意味がありますし、相手を心地よくすることができるのです。もしどこを褒めていいのかわからないという人は、それは相手が悪いのではなく、自分が相手に対し鈍感だったり、意識をしていないだけでしょう。
前述のように勝ち負けが無意識に会話の目的となっている男性は、相手を褒めると負けてしまうような気がするのかもしれません。しかし、相手よりも高いところに立つからこそ、視野も広がり相手のいいところも見えるもの。
褒める行為は人間関係の潤滑油です。何より相手を認めることにもつながります。「認められたい」という欲求が強い私達人間には、褒め言葉はとても嬉しいプレゼントです。周囲の人へ、照れずにどんどんプレゼントをあげてくださいね。