奥様のこころをつかむ住宅営業マンになれ
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VOL.71 「間取りでちょっと変わった提案」・・・・・ 2002/09/09号
 「奥様が身を乗り出すのは、オリジナリティあふれる提案をした時」とはよく聞くこと。 家に便利さや快適さを求めるのは当たり前。奥様は他の人とは一風違った、自分だけのプランに興味を示すのです。
実際に取り入れることが出来るか否かは置いておき、このような提案は奥様をわくわくさせることが出来ます。
■間取りで変わった提案
  (1)寝室を別にする提案
 「こんなの、夫婦の溝を深くしそうでやばいんじゃないの」とお思いの皆さん。実は、夫婦が別々に休んでいるパターンは少なくないのです。
 理由は、お互いの睡眠時間にズレがある場合もあれば、単に一人のほうがより眠れるという場合もあります。いくら愛し合っていても、一人で寝るほうがぐっすりと眠れるもの。年齢が高くなればなる程、別々に眠る傾向があるようです。
 どの会社のプラン集でも、主寝室に夫婦が一緒に寝るのがお決まりのプランになっています。しかしお客様の生活スタイルを、もっとよく聞き出すことです。完全に一緒が良いのか、独立型で別室にしたほうが良いのか、一部屋を必要な時に二部屋に分けれるよう仕切りドアにて対応するほうが良いのか。お客様に合わせて提案を変えることも必要です。
  (2)玄関を独立空間にする提案
 ご近所付き合いが多い奥様には、落ち着いておしゃべりが出来るスペースを玄関につくるプランの提案が効果的です。来訪者にとっても靴を脱がなくても済む気軽さや、急に訪れても相手に負担を掛けずに済む気楽さが、ますます訪れる機会を増やし、おしゃべりすることが大好きな奥様にはうってつけの提案です。
 イラストの間取りはその一例です。
このプランでは、完全に玄関を独立させて室内のプライバシーを守っていますが、和室と連動させるプランも良いでしょう。
平面図
今週の余談

 人は思い込みが激しい生き物です。営業マンから、追客について相談を受ける際にたびたび感じるのが、この「思い込み」の重要性です。

 例えば、「対面キッチンもいいわね」とお客様が言ったとします。前述の言葉と「対面キッチンがいいわね」とでは、言葉の奥にあるニーズは微妙に違ってきますが、この違いを感じ取らず、"お客様は対面キッチンが希望である"と往々にして営業マンは思い込みます。 
人は一度思い込みをした内容から、なかなか抜け出せません。よって、たとえ対面キッチンのせいでおさまりが悪い間取りになったとしても、キッチンのタイプを変えて提案するという考えに至らない場合があり得ます。結果的に、他社の気の利いたプランに負ける場合も少なくありません。

 この例はキッチンという大きな要素なので、途中で気付くチャンスもあるでしょうが、問題なのは、もっと小さな要素の際の思い込みです。しかし、一見小さくても重要なポイントが隠れていたり、解決策が潜んでいる場合があります。

 アドバイスを求められる立場の人は、まず相談者に「思い込み」がないかを感じ取り、その思い込みから解き放すことが大切です。

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