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VOL.56 「洗面室や鏡台の照明は重要」・・・・・ 2002/05/20号
■洗面室や鏡台の照明は重要
 美しくなるために、女性達は化粧をします。しかし顔がはっきりと見えない照明では、上手に化粧が出来ません。結果、ムラが出来たり色味がちぐはぐになったり、外に出て見て愕然とするものです。
 化粧に必要な明るさは、一般的に300〜750ルクスと言われています。(ルクスは照度の単位。単位面積当たりに入射する光の強さを言います)。古い家では、化粧する場所の照明が暗くて困っている奥様も多いはず。奥様の関心を引くには、化粧する場所の照明を明るくする提案が効果的です。
 モデルハウスでは主寝室に鏡台を置いている場合が多いのですが、実際に奥様が化粧をするなら水が使える洗面室が便利です。2階の主寝室の近くにも洗面室を設置出来るのならよいのですが、それでも家事の主体であるキッチンや家事コーナーの近くで化粧が出来る方が何かと便利でしょう。
 その際、洗面室の照明にも配慮して提案します。天井からの灯りだけでなく、ムラを作らないよう前からの光も必要です。鏡の両側に設置するのが理想的。鏡に反射する光も計算して設置場所や照度を提案します。出来れば白熱灯と蛍光灯の2つを主照明とスポット照明で配置すると、自然の色に近くなってよいでしょう。  
 寝室にて化粧をする場合も、同様の気遣いが必要です。また、洗面室にムード性を演出した照明を持ってくるのも面白い提案です。お風呂上りに自分が美しく映る照明と鏡があれば、それだけで「何かここ(洗面室)って好きなのよね」と思い、そして「この家とっても好き!」となるのです。
 どこかお気に入りの空間が一つあるだけでも、その家全体が好きになるのです。
今週の余談

 ある奥様が、「旅行に行くよりも、自宅に居たい」と言いました。性格的に「外に出るよりも家にいる方が好き」というのはよく聞くことですが、その奥様はとても社交的で、外に出るのも好きな女性でした。ではなぜ旅行に行くよりも自宅に居たいのかと言うと、とにかく自分の「家」が大好きだからなのです。

 その奥様の家は注文住宅で、奥様のこだわりをあちこちに取り入れた、まさに理想の家。「海外旅行もショッピングも、この家を建ててからはさほど興味がなくなったの。興味がないと言うより、本当にこの家にいる方が楽しくて幸せなのよ」と奥様。

 まだ建てたばかりなら、その気持ちもわかります。しかしこの奥様のお宅は、建て替えてすでに10年以上は経っているお宅です。

 住宅とは、それほどまでに人に幸福感を与えることが出来るということ。家づくりに携わる仕事をしている人は、もっともっと誇りを持って欲しいと感じました。

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