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VOL.55 「照明マジック」・・・・・ 2002/05/13号
 さて本題ですが、照明には顔を美しく見せるものと、そうでないものがあります。

 日常生活でもその差を見ることは出来ますが、男性の皆さんが一番その差を感じることが出来るのは、高級クラブではないでしょうか。女性を美しく見せる必要がある場所の照明です。「何て美しい人なんだ!」と、店内でうっとり見とれていた美しい女性。その彼女が見送りであなたと一緒にお店を出たとたん、「あれれ、同じ人?」と思ったことはありませんか。

 これはまさしく照明マジックです。私がクラブのオーナーだったら、お店で働く女性達が最大限に美しく見えるよう、テーブルに反射する光まで計算して、一所懸命最適な照明を選ぶことでしょう。

 家の中でそこまでする必要はありませんが、家庭でも活用出来るテクニックです。
「美人にすることは出来ないが、美しく見せることは出来る」ことを、奥様に提案するのです。

 でも、間違っても「綺麗に見えますよ」と言ってはいけません。「もっと」「さらに」を必ず頭につけてお話しましょう。小さな言葉の言い回しに、敏感に反応するのが女性なのですから。
■美しく見せる照明とは?
 それは、陰影を上手く利用した照明です。天井から一方向に青白く煌々と照らす蛍光灯は、しわやたるみに陰をつくり顔色も悪く、はっきり言って実際よりも老けた顔に見せます。顔だけでなく部屋全体も妙に白々とし、汚いところまで目立たせることになります。
 それに比べ、白熱灯の赤みを帯びた柔らかい灯りは、顔色をよく見せ、程よい陰影で顔立ちを彫深く美しく見せることが出来ます。また、シーリングライトで照らすだけでなく、ブラケットやスタンドを多いに活用しましょう。ムードを高める照明の黄金ルールは、一室三灯が基本。背が高いフロアスタンド、低い位置のフロアランプ、そして中間の高さのテーブルスタンドなど、高低差をつけることがポイントです。局部照明を効果的に使うことで、部屋と奥様を素敵に演出することが出来るでしょう。
今週の余談

ある女優さんが、デートをする時は必ず、行くお店を下見しどんな照明かをチェックすると言っていました。つまりお店の照明が、自分の顔を美しく見せるか否かを前もって確認するわけです。

 その徹底振りに驚いたのですが、でも実際に似たような話を、私の周囲でも何度か聞いたことがあります。もちろん下見まで行くことはしないのですが、「あのレストランの照明は肌が綺麗に見える」とか、「シワやたるみが目立つから、あのお店には好きな男性と行けない」という具合に、照明で行くお店を選ぶのです。確かに私自身も、研修先の社長や担当者とお会いする際、その部屋がやたら青白い光の蛍光灯だったときは、相手に映る自分の顔を想像して、ため息をつきたくなることもしばしば・・(笑)。 

 そんなこと、いちいち考えていない女性の方が多いとは思いますが、照明の力は大きいのです。肌もイキイキと美しく、表情さえも違って見えます。それだけでも印象は変わってくるもの。もちろん女性に限らず男性でも同じ。特に初対面だと尚更です。

 経営者の皆様。来客が多い場は、ぜひ白熱灯や間接照明を活用してみませんか?

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