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VOL.29 「第一位 快適なキッチン〜3」・・・・・ 2001/10/29号
(10)奥様サイズのプレゼンボードを作成する
 奥様サイズとは、もちろん数字でのサイズもそうですが、その奥様の好みや希望などを含んだ、その奥様のためだけのプレゼンボードです。
[プレゼンボードのポイント]
●奥様にとって最適なキッチンタイプで平面図を作成
 これは基本ですが、まずオープン型、セミオープン型、独立型のどのキッチンが奥様にとって最適なのかを、前述の奥様の動きや希望から決定します。その中でもレイアウト(I型・U型・U型・L型など)を決めるのですが、まだ1つに決定するのは難しいため、奥様の希望2〜3種のレイアウトで作成すると良いでしょう。
 また、忘れてはいけないのが、奥様の体型と、家族皆で料理する習慣がある家かどうかを把握すること。体型やキッチンに一緒に立つ人数でも、最適なレイアウトは変わってきます。
●平面図にワークトライアングルを書き込む
 平面図を見ながら、キッチンでの作業を想像してもらうために、ワークトライアングルを書き込みます。平面図を見せられただけでは、はっきり言って奥様は「よく分からない」のです。いかにしてその場にいるかのごとく想像させるか。それは、平面図にワークトライアングルを書くだけでも、書かない図面に比べればかなりの効果があるのです。
 ワークトライアングルとは作業動線のことです。キッチン作業の基本は三角形です。正三角形に近いほど理想的なレイアウトであり、三角形の1辺の目安は2歩前後、3辺の合計寸法が3.6〜6m以内におさまるのが使いやすいキッチンとされています。そのあたりを踏まえて、奥様とレイアウトについて話し合ってみてはいかがでしょうか。
●奥様の身長を書き入れる
 ワークトップの理想的な高さは、<身長÷2+5cm>です。まず、奥様に最適なサイズをイラストつきで書き入れます。重たい鍋やフライパンを使うコンロは、ワークトップより5〜10cm低めの高さにした方が作業はスムーズに行えます。
 ここでのポイントは、必ずイラストを描くこと。ちょっと色をつけるだけでも、興味をグッと引くことが出来ます。奥様のお名前を書き入れることも効果的です。もしくは、奥様の顔写真をコミカルに貼り付けるのも、楽しいことが好きそうな明るい奥様にはウケるかも知れませんね。とにかく目の前の奥様を喜ばせる提案をしたいものです。
●細かい収納提案
 キッチンはものがたくさん。それが奥様の悩みでもあり、提案ポイントでもあります。まず、使う頻度によって収納場所を振り分けること。ここで、先程の収納量の把握が活きてくるわけです。
 奥にしまいこんで、まだ在庫があるのを知らずに同じ材料を買って来てしまう・・・。これは主婦の誰もが経験する出来事。経済的にはもちろん、場所を無駄にとることからも、なるべく避けたい失敗です。
解消するには、ひと目で保管しているものが分かるパントリーが便利。お料理好きな奥様であればある程、お勧めの提案です。キッチンを広くとろうとしている奥様も、まずパントリーの提案が効果的です。
 また、家族構成によって収納提案を変えることが大切。例えば、育ち盛りの男の子が3人いる家と女の子1人だけの家では、食材を保管するスペースも変わってきます。
 このように、かゆいところに手が届く提案が望まれます。 以上のような提案を、全てプレゼンテーションボードに落とし込むのです。 プレゼンテーションボードは見やすく、想像しやすく、そして目の前の奥様専用ということを意識して作成します。
今週の余談

 大好きなキンモクセイの香りも、あっという間にさよならとなってしまい、月日が流れるはやさを改めて感じています。 秋はキンモクセイが楽しみなのですが、次の季節である冬は、これまた大好きな水仙の香りが待っています。
その後はヒヤシンス、そしてツツジやユリも大好きな香り。

 子供の頃はそんなに気にかけていなかった、いわゆる地味な花たちが、今は愛しく美しく感じられます。これがいわゆる歳をとるということでしょうか・・。

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